大量の医療実績データをBIで分析し、方針決定に活用

有名大学病院

業種:医療機関

※従業員数等の企業情報は、事例掲載時点でのデータです

有名大学病院の導入事例

 日本を代表する一流大学の医学部に附属するこの病院は、大学病院の中で群を抜いた歴史・実績を持つ、日本の高度医療の中心機関の一つです。
 この病院では、提携する多数の病院のデータを含め、大量の医療実績データを保有しています。
 ここでは、そうした診療実績に基づくデータの各種分析を行い、その傾向を把握し、対策を立案するために、BIソリューションを活用することになりました。
 分析結果をもとに、提携先の大学病院も含めた、総合的な診療機能のさらなる充実や、提供するサービスの改善を図ることが目的です。

ソリューション

Panorama NovaView® BIソリューションでは、診療実績において、事象を疾患別、発生症状別、術前・術後別、発生日別、また病院別といった切り口から分析することが出来ます。
 加えて、DPC(診断群分類)、レセプト種類、搬送有無、保険請求有無、制度適用有無といった観点からも分析することが出来ます。
 また、診療実績のみならず、その他のデータに関しても、モデル化して分析することが可能です。
 例えば診療プロセスに関しても、そのデータの切り口を定義することで、診療実績と同様に分析することが可能です。

 これらの分析のための画面が、Panorama NovaView®の優れた高性能ビジュアライゼーション機能を代表するNovaView® Flash Analyticsによって、明快な表やグラフの表示、優れた操作性と共に提供されます。
 NovaView® Dashboardsでは、一つの画面上に、それらの表やグラフを並べて表示させることが可能です。
 また、NovaView® Dashboardsでは、表示される表やグラフが互いに連動して動作します。
 たとえば、ある分析画面の表(グリッド)でドリルダウンを行うと、関連した別の表やグラフがその操作に合わせて変化します。
 さらに、NovaView® Dashboardsが持つ拡張チャート機能により、表計算ソフトなどでは対応していない様々な形式のグラフを表示することが出来ます。

 そうしたグラフを含む分析画面を、レポートとして印刷、あるいはPDF出力することも出来ます。
 これにより、全国の提携先病院にまたがる膨大な診療データを分析し、かつそれを視覚化して共有することが出来るようになりました。
 そのようにして、分析者とビジネスユーザーがサービスの現状と傾向を把握し、総合的な診療機能のさらなる充実や、提供するサービスの改善のための意思決定を支援することが可能になりました。

 NovaView® Serverは、分析用・バックアップ用・公開用の3台が設置され、それぞれが連携して動作し、クライアントはそのいずれかに接続して分析を行います。
 これにより、処理負荷を分散し、かつトラブルに備えた堅牢性を持つシステムを構築しています。

ソリューションハイライト

  • 診療実績や診療プロセスのデータを多彩な切り口から分析
  • 高性能ビジュアライゼーション機能に代表されるユーザーフレンドリーなインターフェースの提供による操作性の向上
  • 分析画面を視覚化・共有し、診療機能のさらなる充実や、提供するサービスの改善のための意思決定を支援
  • 負荷分散・堅牢性を持つシステム構成に対応