1. ビジネスインテリジェンス (BI) のBIツールならNecto™トップページ
  2. >
  3. ニュース
  4. >
  5. 2014年
  6. >
  7. マーケティングに活用されるアナリティクスの役割とは
2014.01.21

マーケティングに活用されるアナリティクスの役割とは
Panorama Software BI Blog より

 マーケティングと広告は企業ビジネスを強力に推進する最も重要な要素です。世界の消費者は今や必要とする商品やサービスのほぼすべてを幅広い多様な選択肢から選択できるという環境にあり、企業は他社との差別化を確実に図ることが必要です。マーケティングはブランドの差別化のための重要な手法のひとつです。

 アナリティクスとBIはマーケティングの取り組みという文脈で最も有用性のあるソリューションのひとつです。アナリティクスソリューションをまだ十分に活用していないマーケティング担当の経営者はソリューション導入のメリットや成功している事例について早急に学ぶことが必要でしょう。

 データ分析と評価による多大なメリット
 CMSワイヤ (CMS Wire) によると、適切なアナリティクス、BIソフトウェアを使ってリアルタイムデータを収集、分析するとマーケティングに多大な効果があり、複数の製品やサービスの価値ある提案を比較検討することができます。さらに購買顧客層の情報、売上金額、クリック率などの指標、マーケティングに関わるあらゆる変数に関する因果関係を正しく分析することが可能になります。

 記事によると、データおよびアナリティクスツールは見込客、新規顧客あるいはいったん離れてしまった顧客がさまざまな種類のメディアを閲覧し使用している詳細な情報を把握することに役立ちます。個別の顧客がどのぐらいの時間インターネットに接続して多様なメディアの情報を活用しているかを把握することによって、ユーザーの購買行動に合わせたマーケティングや広告販促キャンペーンを展開することができます。また自社の製品について複数のチャネルで一貫性のあるブランド政策を展開維持することにつながります。最終的にはROI(投資利益率)の追跡が容易に行えるようになり、企業が販促キャンペーンのどれが効果があり、どれがなかったかを区別できるようになります。

 マーケティングにアナリティクスの機能を使うスポティファイ (Spotify)
 音楽配信サービス大手のスポティファイ社 (Spotify) は毎日膨大な数の顧客と接しています。ガーディアン (Guardian) によると、現在スポティファイでは訴求力や存在感を高める可能性がある新たな取り組みを進めています。それはアルゴリズムとアナリティクスを使って分析したユーザーの心拍数や体温のデータに基づき、個別の顧客の健康状態に合わせたカスタムプレイリストの作成です。

 ガーディアンによると、スポティファイではこの機能はまだ確立されていないため、直ちに立ち上げる予定ではないようです。とはいえ、スポティファイ社の製品マネジャー、ドノバン・サン氏によると、スマートフォンが今後数年でさらに高度に進化すれば、同社のモバイルアプリケーションからユーザーの体温や心拍数などの数値を測定するために必要な機能が搭載される可能性があります。そうなればデータを定量化しユーザーに合わせた独自のプレイリストの作成も実現されるでしょう。