モバイルBIソフトウェアの改善に役立つものとは
【Panorama Software BI Blog より】
現在BIをはじめ多くの情報通信技術はモバイル機器で使用できるようになっています。モバイルBIが開発され市場に出てから数年たっていますが、多くの業界で業務に統合され、大容量のデータ、利用の拡大、幅広いユーザー層に対応できるように技術が進化しています。
モバイルBIの活用状況
企業向けのソフトウェア比較、評価を行うテクノロジー・エバリュエイション (Technology Evaluation) は最近、中堅企業から大企業の250人のIT専門職のモバイルBIの活用状況について調査を行いました。その結果モバイルBIでもっとも人気のある機能はダッシュボードで、リアルタイムの情報に基づいて主要業績評価指標に迅速にアクセスできる点が評価されています。全体の33パーセントがダッシュボードがもっとも便利であると回答している一方、データ分析とディスカバリ機能(BIアーキテクチャーの1つで、ユーザーがより使いやすくインタラクティブにレポートを作成したり複数のデータソースにアクセスできる機能を提供する)がもっとも便利であるという回答も24パーセントあります。
モバイルBIの成功の状況
進化を続ける最新の技術がいつもそうであるように、モバイルBIも改善しなければならない若干の課題があります。調査対象の技術者のうちもっとも多い層の42パーセントは「やや満足」していると回答し、モバイルBIに「大変満足である」という回答は32パーセントにとどまっています。モバイルBIのサービスが限定的で柔軟性に乏しい、企業のIT基盤との統合性に問題がある、などの分野が満足度のレベルを低くしているようです。しかしながら、記事によるとあまり満足していない、またはまったく不満であるという回答が10パーセント未満であることから、モバイルBIは多くの企業でBI技術を変革するツールとして重要な役割を果たしていることがわかります。
モバイルBIは今後どのように進化するか
モバイルBIをさらに効率よく、使いやすくするためにまだ進化の余地があります。インフォメーションウィーク (Information Week) によると、モバイルアプリケーションは現在広く使われているネイティブコードからHTML5に変わるかもしれません。HTML5は優れたグラフックやタッチスクリーンの機能と性能を提供できる可能性があり、またネイティブコードに比べて開発と実装が容易であるという恩恵も得ることができます。
さらに記事によると、モバイル機器のセキュリティ対策の重要性が指摘されています。個人所有の機器の社内への持込みが増加する動きが急速に拡大しているなかで、社員がハッカーや悪意のあるソフトウェアを懸念することなくモバイルBIを使って確実にデータにアクセスできるようにすることは非常に重要です。
Panoramaがご提供するモバイルBIアプリケーションNecto™は、ダッシュボード、効果的に視覚化表示されたデータ、主要業績評価指標など多くの情報にアクセスできるセキュリティ対策の万全なモバイルBIプラットフォームを提供します。このモバイルアプリケーションはデスクトップでNecto™を使用しているような快適な操作性をユーザーに提供するように設計され、スマートフォン、タブレット端末、ノートPCなどの機器でもデスクトップと変わらない使用感でBIをより直感的に使用できます。また情報を保護するために複雑かつ安全なセキュリティアルゴリズムを搭載しています。Panoramaではモバイル端末とデスクトップ機へのアクセスのセキュリティをすべてひとつのサーバから管理しており、このため、どのプラットフォームからでもBIデータに簡単にアクセスすることが可能です。