医療機関でBI導入が拡大
【Panorama Software BI Blog より】
分析すべきデータがあるかぎりBIの活用法はほぼ無限にあり、どの業界でも有効に活用することができます。最近は特に医療機関でのBI活用が増えているようです。さまざまな業界の市場調査とコンサルティングを行うアメリカの「マーケッツアンドマーケッツ」 (MarketsandMarkets) は最近医療機関のBI導入について市場調査を行い、医療業界ではBI普及率が市場全体のほぼ2倍の速さで成長していることがわかりました。データ分析を活用するユーザーが増加すると、患者の治療、病院管理、コスト削減などあらゆる業務を改善するためにデータ分析の有益な活用方法が発見されるでしょう。
BI導入が増えている医療業界
「リサーチアンドマーケット」 (Research and Markets) から2月に発表された調査によると、BI市場全体は2013年から2018年に複合年間成長率8.9パーセントで拡大すると予測されています。なかでも医療業界のBI成長率は他の業界を大幅に上回ると予測され、MarketsandMarketsによると医療業界ではこの同じ期間で複合年間成長率14.8パーセントでBI市場が成長すると言われています。モバイルやクラウドなどでBIに対応する技術の開発が進化するにつれて医療業界ではモバイルBIやクラウドを基盤とするBIへの関心がさらに高まる見込みです。
医療業界でデータ分析を活用するには
インフォメーションウィーク (InformationWeek) によると、医療業界向けにビッグデータソリューションを提供する「Explorys」の上級副社長アニル・ジェイン博士は次のように述べています。「医療業界全体として、医療の品質をどのように定義するかという業界独自の指標を作り上げることからまずはじめなくてはなりません。コストの抑制という意味では、我々はコストをかけずにすむ分野がどこにあるかを把握しています。このような注意すべきコストを回避するために必要なデータを、ユーザーに取得してもらうことが必要です。」
患者のデータを分析することで毎日の救急患者の入院率、再入院のリスクなどについて重要な洞察を得ることができ、治療の提供、コスト削減、医師や患者のための環境整備に役立ちます。「インフォメーションウィーク (InformationWeek) 」はピッツバーグ大学医療センターの例を紹介しています。ここではデータ分析を活用して患者が長期間の治療が必要になるか、あるいは救急医療の提供、あるいは再診の予約が必要かを予測しています。患者のデータを詳細に分析することによって病院は治療を改善することが可能になりました。
データ分析を最大限に活用しようとする医療機関のIT担当者はPanoramaの最新のBIソフトウェア製品Necto14のようなソリューションに関心を持つでしょう。Necto14は一般ユーザーもアナリティクスの効果を使いこなせる製品です。使いやすく直感的なダッシュボードですから高度なデータ分析の知識が必要なく、一般ユーザーでもデータの収集や分析操作が簡単にできます。