会計事務所のBI活用
【Panorama Software BI Blog より】

　企業が戦略上の優位性を得るために情報をいかに活用するかを習得することはITツールを使いこなすための重要な要素です。BIソリューションを活用する企業は情報資源の分析によってますます価値を獲得し、これがBIを持たない同業他社に対する強みになっています。保存する情報の種類はどの企業でもあまり差がありませんが、BIによる分析の結果が差異を生み出しています。業界は個別に有益なデータ活用の方法を発見しつつあります。信頼できるデータと記録管理を重視する企業は必要な情報を備えていることから特にBI活用による成功に近づくでしょう。

　会計事務所のデータ活用
　会計事務所は多くのBI活用方法が期待できる業界のひとつです。データの保存と整理はその一部であり、顧客情報を効果的に分析することが業務の改善につながります。「アカウンティング・トゥデイ (Accounting Today) 」に寄稿するチャーリー・ガディス氏は、中規模の会計事務所でBIの需要があり、非常に関心を集めているという記事を最近発表しました。BIアルゴリズムを用いて膨大な情報の集まりを統合することがアカウンタビリティ（会計責任）を推進する効果的な方法であると述べています。

　多くの業界でBIが有用であると評価される機能のひとつに顧客口座の比較評価があります。ガディス氏によると会計事務所にとっても顧客口座の比較評価の利点は大きいようです。1クライアントがどのくらいの利益で企業に貢献しているかを経営陣が判断するためには、未処理データのコンテンツから抽出した詳細な情報を明確な用語で説明できるアルゴリズムがなくてはなりません。企業がどんなに多くの洞察を直感的に収集してもBIによる分析に勝ることはできません。それぞれの顧客口座から得られる利益をより詳細にわかりやすく分析することによって企業全体のレベルで最大限の利益を上げるための取り組みを行うことができます。

　最適なソリューションの選定
　BIの活用は手元にある情報の活用を通じて企業が求める効率を実現できるソフトウェアであるかどうかが重要です。そのためには社内及び社外にある広範囲な種類のデータを処理しなければなりません。Necto14は多様なデータソースから取得するコンテンツを効率よく統合する機能に優れ、ユーザーの多様なニーズに合わせてダッシュボードをカスタマイズできるBIソリューションです。個別の部門に対応する洞察が生成され、一貫性のあるまとまりとして統合されます。これを中心にして企業全体が融合することが可能になります。