2014.07.21

モバイル機器とBIの併用
Panorama Software BI Blog より

 IT環境の進化により、これからの企業はクラウド、ビッグデータ、モバイル機器、セルフサービス技術とともに高度に進化したBIなどのテクノロジーを組み合わせて利用し、ますます業務効率の改善が進むでしょう。それぞれの技術を組み合わせて使用することによって、効果的な企業活動のための確かな基盤を確立することができます。このようなツールを導入しない企業は、すでにモバイル機器使用の環境を整えた競合他社に後れをとるリスクを冒すことになるでしょう。このようなリスクを排除するためには、新しい技術の考え方を進んで採用するとともに、実際に恩恵を得るために様々な技術を組み合わせて相乗効果が得られるようにすることが重要です。

 モバイル技術とBIの併用
 従来のBIは、高い技術を持つユーザーが社内設置型のシステムからしかアクセスできない制約のあるソリューションを使用していました。この場合非常にコストの高いコンピューティング機能が必要となり、分析の対象も範囲の限定的な構造化されたデータでした。現代のBIツールにはこのような制約がなくなってきています。「テック・リパブリック (Tech Republic) 」に寄稿するウィル・ケリー氏はモバイルBI市場の現状を紹介しています。かつてはBIとモバイル機器がうまく融合できない「技術のギャップ」が存在しましたが、現在はクラウドコンピューティングなど意欲的な技術の開発と機器の高機能化によって、BIツールとモバイル機器がうまく融合する時代が到来しつつあります。

 ケリー氏とのインタビューに参加したIT専門家のバン・リパー氏は、最新のツールは従来よりもユーザーと情報をより効果的に結びつけるインターフェースを提供していると述べています。従来は、BIを実際に使用して分析を理解することができるユーザーは非常に限定的でした。最近はユーザーの使い勝手が改善され、一般ユーザーもレポートを作成できるようになっています。現在は情報を表示するディスプレイこそ従来よりも小型化されていますが、情報の可視化が進み大幅に理解しやすくなっています。ケリー氏によると、このままそれぞれのツールの機能が進化すればモバイル機器でBIを活用できるようになり、旧来のレポーティングの使用は終わりを迎えると予測しています。

 高度な機能を備えたパワフルなツールを選択する
 ビジネスの新しい手法をできるだけ早期に採用しようとする企業のために、高度な機能を備えたパワフルなツールがすでに開発されています。Necto14は、さまざまなモバイル機器からのアクセスが可能なBIで、多くの企業が社内の複数の部署や社外に保持している定型化データおよびビッグデータなど多くのデータソースをまとめて分析し、優れた結果をもたらすことができます。新しいBIの機能や今後の方向性を知ることによって適切なソリューションの選定に役立ちます。