2014.08.13

セルフサービスBIの重要性
Panorama Software BI Blog より

 BIの高度化によって操作があまりにも複雑になることは好ましくありません。実際に技術の進化とともにBIの使いやすさを向上させることは可能です。システムやサービスが単純化し、幅広いユーザー層がBIを使用するようになるとその効果が実感されるでしょう。精鋭のエキスパートユーザー層が新しいシステムの展開を管理する場合は、企業が直接的な効果を得る機会が少なくなるでしょう。効果の実現のためにはセルフサービスBIの普及によって多くのユーザー層がBIを使用することが重要です。多くの業界で真に役立つセルフサービスBIを求める傾向があります。

 セルフサービスBI展開の要点
 「サーバーサイド (ServerSide.com) 」に寄稿するジェイソン・ティ氏は、セルフサービスBI計画の策定に重要な要因について紹介しています。幅広いユーザー層がBIを使用することを前提にし、分析対象となるデータの準備からユーザー自身による分析の実行がスムーズに実行できる手順を示すことを目的にしているため、従来のBI展開とは異なる計画が必要です。ティ氏は経営者がセルフサービス展開計画を作成する場合、3種類のユーザー層を念頭に置く必要があると述べています。すなわちBIに内蔵されているパターンやひな形を主に活用してレポートを作成することでBIの効果を得るユーザー、営業部門や財務など、より複雑なレポートを柔軟に作成するためにセルフサービス機能が必要なユーザー、そしてBIを熟知し高度なツールを必要とする高度な技術者グループのそれぞれのニーズに対応できるBIであれば、企業の目標と一致した適切なデータの活用が可能になります。

 企業がBI展開によって確実に成果を得るには一般ユーザーが使用できるようにするべき機能を備える必要があります。ティ氏はセルフサービスBIの展開で特にデータの理解しやすさが重要であると述べています。「データウェアハウジング・インスティテュート (Data Warehousing Institute) 」が行った調査によると、視覚的データ表示が非常に重要な機能であることがわかりました。高度な技術を有する専門家が主としてBIを使用していた時期とは対照的です。視覚的に効果的な方法でデータを提示することによってユーザー自身がデータをスピーディに理解できるようになり、その結果課題に対する迅速な対応が可能になります。

 適切なBIソリューションの導入を
 アナリティクスの導入を計画している経営者はセルフサービス機能についてよく検討する必要があります。Panorama Necto™は高いスキルを有するIT部門のエキスパートが求める分析結果を、それぞれのユーザーの職務に適したフォーマットで効果的に表現し、セルフサービスBIの価値を証明することができるソリューションです。BI活用を少人数のチームに限定し、あるいは企業全体に最適でないソリューションを使用するよりも、現代の企業でのユーザーの役割と責務に適切な機能を確保し、適時に洞察を提供するソリューションPanorama Necto™をぜひご検討ください。