BI活用が進むサービス業界
【Panorama Software BI Blog より】

　サービス業界は小売業と同じくBIの活用可能性が期待できる業界で、BIの活用が進んでいます。サービス業界での重要な要素は顧客サービスであり、これはBIが応用できる要素のひとつです。顧客の要求に対応することは顧客を理解し消費動向を予測することができるかどうかにかかっておりBIアルゴリズムはこのような要素を大規模に分析することができます。最新のITシステムをまだ導入していない企業では、企業の判断次第で環境を整備し、BIを導入し活用するためのユーザーのトレーニングをすることができます。ITの変革をすぐに進めることは簡単ではありませんが、BIは商品やサービスの形態を新しく変化させる可能性があります。

　使えるデータを整備する
　ケビン・コールマン氏が寄稿したホスピタリティ・ネット (Hospitality Net) の記事によると、ホテルをはじめとするサービス業界がBIの効果を得るためには、まず企業の保有するデータを整備し正確なデータを不足なく準備することに傾注しなくてはならないと述べています。まず取引の基礎となるシステムは確かな信頼できるものであることが条件です。さらに、分析の結果生成される情報も監査プロセスによってチェックする必要があるとコールマン氏は述べています。たとえば広告施策では対象とする顧客に対して適切な広告を発信する必要がありますが、顧客の住所など地理的情報の正確な整備ができなければ広告の効果が不十分になる場合があります。

　BIシステムでの分析に適切な情報を特定することはホテル業界の経営者およびIT担当者にとってBIソリューションの効果を得るための重要な手段です。すでに現場で使っているソリューションやプロセスによって適切な情報が生成されていることが重要です。分析するデータがクリーンであること、適切であることを確証できれば分析による効果が期待できます。コールマン氏によると、その成果はビジネスを改革できる可能性があります。BIで行う分析やリポートを、直感による意思決定と比較することは大きな意味があり、高性能なアナリティクスシステムを使うことによって事実に基づく意思決定を行うことができ、かなりの利点が期待されます。

　分析の実行
　もし高性能のアナリティクスを活用しなければ、データの整備や管理に膨大な時間を費やすことになり時間の無駄になりかねません。経営者が必要とする要件をすべて満たす優れたソリューションを選択することが重要です。経営者は現状を適切に説明することができるビジュアルレポート、多様なデータソースから集めた情報を詳細に分析するプロセス、分析結果のわかりやすい表示など、BIに対してさまざまな意欲的なニーズを持っています。Panorama Necto14は最新のニーズに対応するために開発された高度なBIシステムで、ユーザーに役立つ洞察の生成を支援します。