2014.10.08

アナリティクスを統括する経営幹部の出現
Panorama Software BI Blog より

 これからはBIを使う企業と使わない企業、つまり、企業内のシステムに存在する膨大な情報をうまく活用できる企業と、できない企業との差が開いていくでしょう。今、企業はBIへの対応を決断する時にきています。最終的な判断はいくつかの要因によって決定します。まず、どのBIソフトウェアを選ぶか、適切なデータが利用できる環境の整備、万全なセキュリティ対策はもちろん重要です。次にどのようにアナリティクスを運用するかという手法が重要であり、これがBIの効果を判断する有効な要素になります。

 アナリティクスを担当する経営幹部
 「コンピュータワールド (Computerworld) 」の最近の記事によると、経営陣のなかにデータ分析を担当する新しい役職を設定する動きが紹介されています。データ関連の業務は企業にとって重要な分野であり、最近ではこの業務を経営幹部レベルの担当者に割り当てるだけでなく、最高アナリティクス責任者 (CAO) という役職を創出して対応しようとする企業があります。記事によると人材派遣会社「ロバートハーフ」の技術担当責任者であるジョン・リード氏は、CAOの役割は今のところまだ主流のポジションではないが今後重要になってくると予測しています。BIプロジェクトを適切な優先順位として管理している企業では今後CAOをおく可能性があるでしょう。

 「コンピュータワールド (Computerworld) 」によると、CAOの取り組みがもっとも進んでいる企業では企業内の複数の部門に点在するアナリティクス担当グループを1名の権限のある責任者のもとに統括させようとする動きがあります。記事ではCAO創設の取り組みを実際に行っている企業の具体例を挙げています。アメリカで自動車関連の情報サイトを運営する「エドムンズ・コム (Edmunds.com) 」ではアナリティクス業務を統括する1名のCAOを任命したところ、データに基づく業務遂行が可能になり、業務に変革をもたらしました。この企業では以前からBIを使用していましたが、アナリティクスの作業が社内の複数の部署に分散し効率が悪くなっていました。CAOが統括する今のシステムでは新しい取り組みを全社レベルで実行することが可能になり、広範囲にわたる情報をまとめて分析することによって業務に迅速に役立つ具体的な利点があることが証明されました。

 業務を推進するBIソリューション
 適切なBIソフトウェアは業務全体を統括し戦術を策定するために必要なツールです。多くのBI製品があるなかで、Necto14は多様な社員の役割や日常的に扱う広範囲にわたるデータソースにも対応できるように開発されています。組織ではそれぞれの部署で多様な業務を遂行しています。企業全体でBI製品を使いこなすためには適応性があり多様なデータソースにも対応するソリューションが必要です。Panorama Necto™は企業の業務文脈においてBIの最新の取り組みを実現する製品です。