2014.10.23

セルフサービスBIの普及
Panorama Software BI Blog より

 最近のセルフサービス機能の進化により、高度な技術を有するユーザーだけでなく一般のユーザーがBIを使えることは多大な利点があります。IT部署のアナリストを介してレポートを作成する必要がなくなると、ユーザー自身がスピーディに分析を実行でき各部署の目的にそった業務の遂行が可能になります。すでに高度に専門的な知識や高いスキルを持つユーザーのためにBIを導入するのでは効果的とは言えません。なんとなれば、すでにセルフサービスBIという導入形態を選ぶことができて、BI施策を実施するにあたってそれがそのまま先進的で高い導入効果を上げる一つの方法となっています。ただしそのためには適切な技術を採用することが必要です。

 普及しつつあるセルフサービスBI
 BIなど業務用ソフトウェアの調査分析を行う「BARC」の最近の調査によると、セルフサービスは共同作業機能やモバイルBIなどよりもかなり普及しています。現在BIユーザーの半数以上がセルフサービス機能を使っており、近い将来セルフサービス機能を使う計画であるという企業も24%に上ります。企業経営者はBIの効果について多くの情報を得ており、これが採用の動きにつながっています。研究者によるとセルフサービスBIは他の機能にはない訴求力があると指摘され、企業経営者によってセルフサービスが使いやすい機能であるという評価、あるいはセルフサービスを展開することがより重要であるという評価、あるいはその両方が評価されていることを示しています。あらゆる職責のユーザーがBIの利点を活用できるようにする動きが高まっています。

 セルフサービスBIを真に活用することはどのような意味を持つのでしょうか。BARCのカーステン・バンジ氏によると、セルフサービスBIでない場合には高度な技術を持つ専門家しかダッシュボードを管理できません。一方セルフサービスBIでは、一人一人の一般社員がその時点でその部門にもっとも役立つ各種の洞察を総合的にまとめて取得できるという利点があります。これは、セルフサービスではない場合は包括的なビューを提示する場合は専門家による説明が必要になる、あるいは個別のユーザーに役に立たない統計資料を表示されることがあるのとは非常に対照的です。競争上の優位性としてデータを活用する能力は非常に重要です。最先端の技術を搭載したBIで一般ユーザーによるデータ活用を簡単にすることができれば非常に利点が大きいことは明らかです。

 今選択するべきBIソリューションとは
 企業はセルフサービス機能を搭載したソリューションを選定する必要があります。Panorama Necto14は使い勝手のよいセルフサービスBIに欠かせないダッシュボードのカスタマイズが可能なBIです。さらに膨大かつ多様なデータソースから情報の分析を行う機能があります。セルフサービス機能がなければこのような膨大なデータの活用は困難でしょう。ビッグデータの分析が必要な今BI機能の中でもセルフサービスは特に経営者から注目されています。これからのBIでは高度な業務ニーズに対応する次世代のソフトウェアが必要不可欠な機能として内包されるでしょう。