2014.11.25

企業のデータを価値に変えるには
Panorama Software BI Blog より

 最新のBIは非常に優れた独創的な技術を搭載しています。多くの場合、ビッグデータは社外から新しく取得するものではなく、長年活用されずに社内のシステムに存在しているものです。目的のためにどのようにコンテンツを入手して分析するべきかを企業は習得しなければなりません。ビッグデータ分析ができるソリューションは最近一般的に普及してきており、これによって同じようにBIを採用しようとする競合他社に優位に立つこともできます。ビッグデータ分析ができることは意思決定のレベルを向上させるうえで非常に有利です。

 ごみを宝に
 最近の「Midsize Insider(ミッドサイズ・インサイダー)」の記事によると、企業情報の活用状態を調査したところ、あまり最適な状態で活用されていないことが多いということが明らかになりました。記事では計画にそって適切なBIツールを導入してビッグデータを活用する場合と、単純に膨大な情報を保管している場合を比較し、その違いを調査しています。データを生成した部門だけに情報を閉じ込め、部門間活用を妨げる「情報のサイロ」が多くの企業で課題となっています。これによってデータの実際の活用を阻害し、単に情報が場所を占有するだけという事態を招くことが多くなります。山積するコンテンツと格闘し、アナリティクス分析によって情報を有効な力に変えることができる企業はデータの新しい価値を発見することができるでしょう。

 記事によるとビッグデータ活用の最終目標は、満足のいく経営判断を行うことであると述べています。あらゆる要素を考慮にいれると、特に気づかれずに未処理になっている大量のコンテンツに隠れたままになっているデータを、適切なソリューションの活用によって分析できれば企業にとって非常に効果的な強みになるでしょう。Wikibon社が企業ユーザーに行った調査によると、ビッグデータアルゴリズムを洞察の改善のために利用したいという明確なニーズがあることがわかりました。すなわちユーザーは、BIは本来、コンテンツについての新しい見方を得ることに役立つという価値があると考えていることがわかります。データはいたるところに存在しています。その情報を活用する新しい方法は非常に有益です。

 適切なBI製品を活用する
 あらゆる場所に点在するデータを活用しようという新しい見方を発見することは、非常に重要なプロセスです。その目的のためには従来のBI製品を超える機能を搭載したソリューションを選択する必要があります。Necto14をはじめとする最新のBIは、幅広いデータソースから情報を集め、従来は価値がないなどと判断されていたような種類の情報や、サーバの容量を占拠すると判断されていた膨大な情報の処理が可能です。ビッグデータを取り込むBIとはある種の錬金術のようなもので、これまでスペースを占拠しコストがかかり、非常に不便であったコンテンツを生きた資産として有効に活用できます。