2014.12.23

マーケティング部門のBI活用
Panorama Software BI Blog より

 いま幅広い業種の企業がBI活用を重視しています。BIは少数のIT専門技術者だけが使うもの、という時代がありましたが、BIの世代交代が進むにつれて幅広いユーザー層に使いやすいツールへと進化し、現在は手が届きやすい価格帯および使いやすさの進化で多くのユーザーのデスクで利用されています。古いモデルでは分析に専念する経験豊富な技能職に作業を依頼するため、非効率であることに企業は気づいています。幅広いエンドユーザーがBIを使うことを求めており、この機能を備えたBIが開発されています。

 マーケティングへのニーズの高まり
 「フォーブズ (Forbes) 」に寄稿するプラカシュ・ナンデュリ氏は最近の記事で2015年のBIの展望について述べ、現在現れている傾向のいくつかはさらに進展するという予測も紹介しています。例えば今後1年でIT部門以外の部署がそれぞれ独自にBIを導入するとナンデュリ氏は予測しています。彼はIT担当の経営者には2つの選択肢があると言い、ひとつはIT専門職でない一般ユーザーにもBIを提供し、共通の目標達成に向けて協働する、あるいは社内のビジネス生態系(エコシステム)がコントロールできなくなり他社に遅れをとるかのどちらかであると述べています。明確な目標を掲げることによってやる気を見出す社員が多いため、業務の流れを改善できそうな機会があればBIツールを利用するでしょう。

 マーケティングは世界中の企業で関心が高まっている分野です。ナンデュリ氏は「マーケティング部門は企業の拡大を推進する部門」であると述べ、マーケティング担当者がIT機器の導入を決めるという新しい状況が起きています。BIの導入によってマーケティングの新しい可能性が拡大します。マーケティング部門では社内および社外から収集した事実に基づいて判断したいと考えています。これは経営者として直感を行使する時代が終わったことを意味します。データに基づいて判断する企業は、ビジネスを取り巻く状況を広い視野からとらえる見方ができ、これが他社に差をつけることにつながるでしょう。

 いまこそセルフサービスを
 ナンデュリ氏によるとセルフサービス機能は現在大変注目されており、BI導入を検討する場合は。Panorama Necto14はセルフサービス機能が充実したBIで、多様なユーザーの専門的ニーズにも対応でき、ユーザーが必要な情報を的確に提供するダッシュボードを備えています。経営者はマーケティング担当者とは異なる理想的な視点を持っているものです。それぞれのユーザーに役立つ詳細な情報を取得できるセルフサービスBIは、あらゆる部署で効率よい業務推進をサポートします。