膨大なデータより有用なデータの活用を
【Panorama Software BI Blog より】
データディスカバリの基本的な考え方は十分に理解され、多くの企業がそれぞれの業界でトップの成功事例を実現しようとBIアナリティクスの活用に関心を寄せています。そのためには最新のITツール採用、部門内のプロセスの再構築などが必要になるでしょう。あらゆる分野のユーザーが重点的にデータ活用に取り組むべき時代にあって多くのIT専門技術者は他社との競合に勝つためには企業は何をするべきかなど、進化するBI市場に様々な見方を提示しています。
ビッグデータは万能ではない
BIに関してもっともよく言われる言葉の一つが「ビッグデータ」です。しかしデータの規模を過度に重視するよりも、分析の構成要素として他にも重要な事項を正しく評価するべきです。カナダ第2位の金融機関TDバンクグループのグレッグ・プルジクレンク氏は世界企業のデジタルマーケティングをテーマにしたイベント「ClickZ Live Chicago」で講演を行い、これについて「エンタープライズアプストゥデイ (Enterprise Apps Today) 」が紹介しています。記事によると、膨大な量の新しいデータソースを分析に使おうとすると問題を起こす場合があると述べています。この情報は現在懸案の課題と関連性がない場合があり、実際はアナリティクスから取得する洞察を混乱させる可能性があります。重要なことはデータの規模ではなく、レリバンス、つまりデータが役立つかどうかという点に重点を置くべきです。
プルジクレンク氏は特定の企業がデータを分析するための適切な情報選択について簡単な指針を述べています。そのためにはまず、企業がどんな情報を必要とするかということを十分に検討することが重要です。解決しなければならない課題があるとき、その課題に対応できる情報を収集することで解決が促進されます。ただデータを取得し保持しているだけでは、あるいは不適切なプロセスに統合するとマイナスの効果しか得られずコストが高くつく可能性があります。分析するデータ量を増やすことを常に優先するのではなく、場合によってはレリバンスを最優先することが重要であるということでしょう。
ビッグデータにも対応、高度な機能も充実
BIの機能として、必要に応じてビッグデータ分析も可能であることは重要ですが、それだけでは十分ではありません。膨大なデータを分析する機能よりもコンテンツを活用する多様な機能性はもっと有用であることが証明されるでしょう。例えばPanorama Necto14 は未処理の膨大なデータが分析可能であり、同時に多くの高度な機能を搭載しています。モバイル機器上で使用しやすいダッシュボード、ビューのカスタマイズなど、有用な分析成果とともに企業全体としての成功をもたらします。Panorama Necto™は必要に応じてデータの規模に対応でき、高度な機能がすぐに利用できるという点でもっともすぐれたBIソリューションでしょう。