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2015.08.13

ジオアナリティクス(地図情報分析ツール)の利点
【Panorama Software BI Blog より】

 あなたの会社が、例えば大手の保険会社で、複数の地域で20%の売上増加を期待されているとします。あなたはアメリカ中西部の何万人という生命保険の加入者データを保持し、住所などの個人情報に加えて契約中の保険証書に関するデータも持っています。

 これらの情報をテーブルまたは複数のテーブルで見るだけでは、このすべての情報を売上増加のために活用できるデータイメージに関連づける効果的な方法がありません。そこであなたはデータを見やすく加工して一連のグラフを作成します。グラフ化によって見えているデータは理解しやすくなり、一定の効果はあるでしょう。しかし、グラフ化によって、どうすれば売上増加ができるかということはわかるでしょうか。グラフを見るとある考えが浮かぶかもしれませんが、もっとも効果的な方法は何かを理解するためには、データの関連性を詳しく検討することが必要になるでしょう。

 そこで、地図を使うという実に効果的な方法があります。すべてのデータを地図上に配置してみましょう。このようにすると、多様な保険証書や条件をもつ顧客の集団が確認でき、階層を使って異なる集団にさまざまなパラメータのモデルを作成することができます。また履歴データによる傾向分析を地図上で実行すると、どの地点で販売活動の変化が発生しているかがわかるようになり、ある地域や近隣地域が時間の経過とともにマーケティング活動にどのように反応しているかがわかってきます。これをテーブルやグラフ上で実行してみると、地図情報の分析がいかに効果的かがわかるでしょう。このような洞察を入手すると、もっとも販促の効果が見込まれ、その結果売上増加が期待できる地域をターゲットとした新しい販促キャンペーンを効果的に計画できるはずです。

 もちろん以上のことを行うためには、使用しているBIソリューションでライブデータでのジオアナリティクスが可能であることが条件です。階層化した、地図に基づく位置情報の分析は必ずしもすべてのBI分析シナリオに役立つとは限りません。しかし非常に膨大な地理的情報を分析しなければならない場合は、BIによって効果的な意思決定に役立つ洞察を取得するよりほかに早い方法はありません。

 ジオアナリティクスは非常に簡単に活用でき、意思決定を促進する効果があります。詳しくはPanorama Necto15の動画サイト(https://vimeo.com/120469761(英文))でご覧いただけます。