通信業のBI活用　成功事例（イスラエルの通信企業）
【Panorama Software BI Blog より】

　通信業BI活用の成功事例として注目すべき事例は、イスラエル唯一のマルチチャネルテレビプログラムを提供するYESでしょう。
　YESはインタラクティブおよびデジタルTVサービスを提供するイスラエル初の企業として、イスラエル国内のマルチチャネルテレビプログラムおよそ40パーセントのシェアを持っています。「pay-per-view」など150のビデオチャネルを運営し、毎年数十億ドル規模のネットワーク情報サービスを提供しています。

　通信企業が抱えるビジネスの課題とは
　YESは創業以来、テレビ放映技術の分野をリードしてきましたが、今後もそのリードを維持したいという思いは変わっていません。意思決定の方法やサービスの質の改善のため、効率の良い新しい方法の探求、およびその発見、これらは通信業の事例研究の課題になるでしょう。

　YESのデータ分析のニーズ
　YESのBI技術およびソーシャルネットワーク担当責任者、ビガー氏は、とにかくデータがほしいと説明しています。ビガー氏いわく「とにかくデータがなくては始まらない企業」として、業界大手であるYESは提供するサービス、契約者の活性化、営業、販促、業界の傾向、財務、不具合、目標達成のための進捗などを分析することが必要です。
　ビガー氏はキューブアナリティクスの機能が大変優れているPanorama社の通信業向けBIプラットフォームNecto Telecom（マルチディメンションのデータセットを分析できる）を選定し、YESが保有する膨大なデータをさらに詳細に分析しました。Necto Telecomは洞察を得るために複雑なリポートを大量に生成する必要がなく、システム内のパワーを活用して複雑なプログラムを単純化し、解決策を得るまでの時間を大幅に短縮できることが、ビガー氏の気に入ったポイントでした。

　通信業に役立つビジネスインテリジェンスソリューションに
　Necto Telecomのダッシュボードは、特別な機能や追加機能を搭載してアップグレードとカスタマイズが可能です。YESはこれを活用して集積した多様なデータを分析しました。Necto Telecomは日常業務を包括的に可視化できるビューを作成し、故障インシデントを詳細に分析し、あらゆる課題を迅速に処理しました。さらに日常業務を包括的に表示するビュー、不具合インシデントの詳細な分析、サービス提供の迅速化や定額制サービスの販売など、多くの課題をスピーディに処理することができるようになりました。
　今回YESではNecto Telecomプラットフォームの、共同作業を推進し、優れたアナリティクスを提供し、双方向に情報を展開する機能が高く評価されました。Necto Telecomは「導入、メンテナンスとも簡単にでき、ユーザーにとって使い勝手のよいプラットフォーム」であると評価されています。キューブ分析の優位性を確信したビガー氏はNecto Telecomのドラッグ&ドロップ機能、見やすくわかりやすいグラフ表示、「独自の分析機能」などを評価しています。こうしたすべての機能のおかげでキューブ分析がさらに便利になりました。

　YESで有効になった要素は、通信業の企業にもメリットをもたらす
　YESは人事効率化とITの両面で優位性を獲得したことで、今日までイスラエル国内のテレビ市場を独占しています。このシステムはすでに使用していた他のBIシステムとの統合が非常にうまくいき、このために企業の意思決定のほぼすべてにおいてBIが活用されるようになりました。顧客満足度についても、Necto Telecomの分析が非常にスピーディであるため、課題を迅速に解決する能力が向上しました。
　競争の激しい通信業界では、企業業績の測定、管理、分析がビジネスの成否を分けることにもつながります。Necto Telecomソリューションを活用すれば、使いやすいインフォグラフィック、ピンポイントで分析可能なアナリティクスの効果によってYESと同じ成功を得ることができるかもしれません。Panoramaでは、Necto Telecomが顧客満足度も高めながらどのように企業利益を高めるかをご紹介しています。