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2019.03.13

通信企業向けアナリティクスは真のゲームチェンジャーとなり得るか
Panorama Software BI Blog より

 いまや世界中で数十億もの人々が、日々24時間どこでも場所を問わず使用できるスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、インターネットに接続できる高性能の電子機器など、あらゆるデバイスを使ってメッセージやメディアファイルの送受信を行っています。全世界で毎日250京バイト以上ものデータが生成されるとも言われ、そのデータ量は増加し続けています。

 確かに、データの量は膨大になっています。それ以上に重要なことはデータの中身です。つまり人々がどこにいるか、どんな情報を求めているか、どこでお金を使っているか、誰と通信のやり取りを行っているかなど、広範な分野にわたるデータです。言い換えればこのようなデータ通信、やりとり、経済活動を可能にしている通信業の巨大企業は計り知れないほど有益な情報の宝庫を意のままにできる立場にあります。

 ですから洞察を得る目的でそのようなデータを分類、分析し詳細に理解しようとする試みは意味のあることです。

 テレコムアナリティクスは機械学習、深層ニューラルネットワーク、予測と最適化、予測モデリングと記述的(過去に何が起こったかをデータから読み取る分析、これまでの営業・財務レポート、分析等)モデリングなど多様なアプローチと、非常に高度なテクノロジーを網羅しています。しかしテレコムアナリティクスは、最終的には通信業など企業が収集する膨大なデータを分析して、傾向を把握しすぐに行動に結びつけることができる発見などに変えるものです。例えばテレコムアナリティクスを使うと非効率性に焦点を合わせ運用コスト削減のためのアクションを起こす、ユーザーの行動パターンを特定し利益最大化のための取組みを指導する、弱点を特定する、不正行為を削減する、リスク管理を改善することができます。

 現代では、特に通信業界ではデータの収集と理解は特権ではなく、必要不可欠なものであり、業界が得意とする分野の一部でさえあります。したがってアナリティクスは単にデータを消化吸収可能にするということだけではありません。個別にカスタマイズした顧客経験の提案、セグメントオブワン(マーケットのセグメンテーションをどんどん進めていくと、ついには顧客一人で構成される個人セグメントに行き着く)の追求、顧客離れの予測と削減、他にも多くの効果によってアナリティクスはデータを非常に価値あるものに転換することができます。

 通信業は情報の宝庫を意のままにできることにより極めて優位な立場にあります。
 しかし保有するデータをビジネスに必要な情報であるビジネスインテリジェンスンスに転換するツールを手に入れて実際にその優位性を獲得できるかどうかは、その企業次第です。Panoramaの「Necto Telecom」は特に通信業向けに開発された業界初のデータアナリティクスソリューションです。通信業界に特有のデータモデルとすぐに使える帳票ツールとダッシュボードを備え、加入者1人当たりの売上(ARPU)を高めたり、顧客の生涯価値、顧客維持を推進するために、通信業、メディアサービスプロバイダがデータをすぐに行動に移すことができるビジネス上の洞察に転換することを支援します。

 データが事業である通信業界では、アナリティクスツールを活用するかどうかが形勢を一変させる要素になることは間違いないでしょう。

 デジタルトランスフォーメーションを実現する上で、Necto Telecomがどのようにゲームチェンジャーとなることができるか、ぜひデモでご確認ください。