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2010.11.10

あの話題の人気映画シリーズ最新作にも、BIソリューションの影響が!
最新レポートが見せる、驚きの流通事情。
【Panorama Software Industry News より】

ワーナー・ブラザース:ハリー・ポッターDVDの販売に、ビジネスインテリジェンスは貢献している

今月下旬に上演予定のハリー・ポッターの映画最新作が期待されている、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズと、その一部門であるワーナー・ホーム・ビデオは、一連のハリー・ポッターDVDの売上予測に、ビジネスインテリジェンスソフトウェアを使用しています。

 旧来の方法では、ワーナー・ブラザースは40%しか売上予測を行うことができませんでした。しかし、CIO magazineによると、BIソリューションのおかげで、期待をはるかに上回るリターンを得つつあるようです。何枚のディスクの生産が必要で、小売店にどれだけ供給すればよいのかについて、今ではより正確な見積が可能となり、製造・供給プロセスの改善に貢献しています。BIはまた、高セールスを記録するための、最適なリリース日の選択にも一役買っています。

 ワーナー・ブラザース社の副社長であり、ビジネス意志決定サポートを担当する、Thomas Tileston氏は、見積値の誤差は、実際の売上の10%の範囲内に収まるようになると予想しています。

 ワーナー・ブラザース社は、ジャンル・出演者・プロット(筋立て)・興行収入のトレンドや価格といった基準を元に、それぞれの映画を分析するカスタムスクリプトを使用して、売上予測を作成しています。

 CIOによると、ハリー・ポッターのフランチャイズが成長するにつれて、BIテクノロジーも同じように成長したそうです。「DVDなどのメディアに、20ドルくらいなら惜しまず払うすべての消費者の方々にご満足していただくために、小売店が十分な在庫を確保するための売上予測モデルを微調整しました」

 ハリー・ポッターの映画と同じように大規模なフランチャイズにとっては、“正しい予測”と“正しくない予測”の間の違いが、惨憺たる結果をもたらすこともあり得ます。アメリカ合衆国単独の興行収入は17億ドルを達成しました。DVDの売上はさらに成功して、世界中では30億ドルを売り上げることになりました。これはBox Office Spyの調査によるものです。

 しかし、BIソリューションを使用することで、ワーナー・ブラザース社は、製品が市場でより良いポジションを獲得することによる、フランチャイズの人気や要望・需要といったものを活用することになりました。また、類似した映画の売上データや、過去にSonyやUniversalのような競合他社がどのようなパフォーマンスを示したのかに関する公開情報も使用しています。

 「需要の過大評価をすると、在庫を前に右往左往することになります。過小評価では、顧客を苛立たせるだけでなく、ハリー・ポッターの映画最新作である、ハリー・ポッターと死の秘宝パート1のような話題の商品があったとしても、多くの売上を達成することができないに違いありません」とCIOは警告します。

 ソース:
 CIO.com