ますます注目を浴びるソーシャルBI - 「今まで」と「これから」を区別するもの
意思決定はナレッジ(知識)とウィズダム(知恵)にシフトする。
【Panorama Software Industry News より】
ソーシャルBI - 注目を集めるアナリティクス(分析)のニューカマー
ビジネスインテリジェンスの進化についてのウェブサイトBeyeNetworkにて、寄稿者であり業界通のBarry Devlin氏が、ソーシャルビジネスインテリジェンスへの注目の高まりを「変化を促す要因である」として強調しました。
従来のBIソリューションのモデルは、今まで通りの地位を占めることに変わりはないとの認識ではありますが、Devlin氏が言うには、BIプラットフォームとしては「コラボレーション(協同作業)」へ需要がより高まってきているとのことです。情報システムを活用して意思決定を行う人は、彼が言うところの「データ - インフォメーション - ナレッジ - ウィズダム」スペクトラム内にて、データや情報を中心にしたアプローチから、ナレッジ(知識)とウィズダム(知恵)を中心にした方法にシフトしていると報告されています。
「意思決定、特に影響範囲と影響期間が大きいものは、コラボラティブな環境で行われることがますます増えています。データ分析は初めの第一歩に過ぎないのです」Devlin氏はレポートにそう記しました。
そのようなトレンドの発生と進化は緩やかでしたが、今後数年どんどん加速するでしょう。意思決定者は、ダッシュボードとBIの問い合わせ結果をじっと見つめることから離れて行き、データを共有し、それに対するアイデアや意見を一つにする方向に進んでいます。それを実現するのがソーシャルメディアタイプのアプリケーションです。
IDC(IT専門の市場調査およびコンサルティング会社)によると、コラボラティブBIを含むソーシャルビジネスソフトウェア産業は、2014年前までに複合年間成長率は38%にまでなるそうです。ソーシャルメディアのコンセプトと分析の統合は、IDCが言うように「今までとこれからを区別するもの」になるでしょう。
ソース:
BeyeNetwork