金融機関のデータ分析、業務効率化をBIが担う。
セールス・サービス・リスク管理へのインサイトから未来を予測する。
【Panorama Software Industry News より】

金融機関の業務の多くをビジネスインテリジェンスが担う可能性

　今回のBank Systems and Technologyのレポートによると、米国の多くの銀行や金融機関は、ビジネスインテリジェンスソリューションの導入によるベネフィットを見込んでいるそうです。

　銀行と協業する機会が多いというFirst Manhattan Consulting Groupによると、彼らのクライアントの多くが、自身が生み出す顧客とマーケットのデータを利用しようとしています。それらのデータを分析し、より良く理解することで、組織としてセールスやサービス、そしてリスク管理のプロセスまで改善することが可能になります。

　「銀行では、オンラインキャンペーンのターゲティングを改善するために、また口座申請と資金拠出プロセスをよりシームレスで効率的にするために、保有製品、チャネル活性化、収益性に関する顧客レベルのデータを使用したいと考えています」

　ビジネスインテリジェンスは、それらの目的の達成を狙う金融機関にとって最適なソリューションと言えるでしょう。BIソリューションは企業がビジネスデータを理解し、素晴らしいインサイトを得て、未来の結果を予測する事を可能にします。

　テクノロジーそのものは真新しいものではありませんが、BIの導入についてあまり積極的でない企業が今までは多かったものでした。しかし2011年にこの傾向は変化するかもしれません。Network Worldによると、今年のビジネスインテリジェンスの動向は、IT業界をけん引するエリアの中の一つになるということです。BIは“業界通のホットリスト”の数あるトップに入ることでしょう。

　ソース：
　Bank Systems and Technology