2011.01.20
電子カルテとビジネスインテリジェンスのコンビネーション
データ爆発に惑わさない意思決定は、アナリティクスにカギがある
【Panorama Software Industry News より】
電子カルテとビジネスインテリジェンスのコンビネーション
病院やその他ヘルスケア関連企業・団体が、患者へのケア向上のため、電子カルテ (electronic medical record = EMR) の使用によるプロセス改善のためのBIプラットフォームの導入が行われるでしょう。今回のIDCのレポートをご紹介します。
2011年のヘルスケアITトレンド予測では、多くのヘルスケア関連団体にてBIの導入が予測されるとのことです。レポートによると、アナリティクス(分析)の力により、患者の健康状態に関する情報を集約、アクセス、分析して交換することまでもが可能になるでしょう。
IDCはヘルスケア関連企業・団体にビジネスインテリジェンスなどの分析ツールの導入を勧めています。それによりデータと成果の質を確定し、医師と医療サービスの利用者による意思決定の促進を目指します。
また、電子カルテの導入によりデータが増大していることも踏まえ、BIツールはさらに重要になると、レポートでは報告されています。
「機器間のデータ移動に伴うデータ爆発が予想されるため、これらのツールは極めて重要な役割を担うことになるでしょう」
連邦政府の補助金受給に適格であると認められるため、今年は多くのヘルスケア関連企業・団体が電子カルテを導入するとみられています。事実、米国医療ITコーディネータ室が最近発表した数字では、81%の病院と41%の診療所が電子カルテによるインセンティブを求めているとのことでした。
ソース:
IDC report