ビジネス・インテリジェンスの成功の鍵を握るのは、導入時の入念な確認がポイント
【Panorama Software Industry News より】
「ビジネス・インテリジェンス・ソリューションの成功がいつの時点で決定するかと言えば、実はその導入の時点です。」ビジネス・インテリジェンスの分析会社であるWiseAnalytics設立者Lyndsay Wise氏は最近のTechTargetとのインタビューでこのように述べています。
Wise氏によると、企業は、自社の具体的なニーズにきちんと対応するBIソリューションを展開できるよう確認しなければなりません。これを怠ると、プラットフォームの導入後に、解決できないほど頭の痛い問題が次々と発生しかねないのです。
Wise氏はこう続けます。「ベンダーの行う営業活動が優れたものであっても、企業は必ずしも、その違いが何か、またその違いが自社にどのような影響を与えるかを充分に把握しているわけではありません。」「充分なリサーチをしていない、あるいは一般的な知識がないことが障害となっているのです。」
またWise氏は、ビジネス・インテリジェンス・プラットフォームの実務担当者が誰なのかを、企業が充分に考慮していない事例も多いと言います。企業は、高度なプラットフォームの開発に多大な時間と資金を投資しているにもかかわらず、これを社員全員に広く展開しようとしているのです。この場合、ソリューションはやがて活用されなくなってしまいます。
最近のInformation Managementのリポートによると、ビジネス・インテリジェンスの成功には、明確かつ合理的な目標を設定しておくことも重要な要素です。BIプロジェクトがうまくいかない場合、その原因は、方向感覚を失っているためです。その結果、実行途中で正しい軌道から逸脱してしまい、失敗に至るのです。
ソース:
TechTarget