膨大なデータからその本質を的確にとらえるには、データ・クオリティが何よりも重要
【Panorama Software Industry News より】

　企業がもつ顧客や取引先についてのデータ、あるいは他の部署からもたらされる山のような膨大なデータ…データから的確にその本質をとらえるにはビジネス・インテリジェンスが最適なツールであることは広く知られています。しかしデータマネジメント会社が行った最近の調査によると、イギリスでは、ビジネス・インテリジェンス分析に必要なデータの質を維持するのが非常に困難になっているというリポートがあります。

　IT関連部門の責任者およびマネージャー164人に行ったアンケートの回答結果によると、データの質に全く心配がなく、信頼性が高いと答えたのはわずか14人でした。

　システムから生成されたデータだけでは、リポートを簡単に作成できないと答えた人の割合は、およそ半分の49パーセントにものぼりました。また、リアルタイムでリポート作成ができると回答したのはわずか16.2パーセントでした。一方、データ処理に要する時間が5時間以上と答えた人が25パーセント、1日以上かかっているという人は13パーセントでした。

　回答者はデータに基づいてリポートを生成しているのですが、データの質に問題があるために、リポートがすぐに効果的な意思決定に使用できる状態ではないと回答した人が26パーセントでした。

　最近のebizQのリポートによると、データ管理とビジネス・インテリジェンスは車の両輪です。例えば、マスターデータ管理のプラットフォームを活用すると、企業全体で保持しているデータを1箇所にまとめることにより、ビジネス・インテリジェンスの分析効率を高めることができます。

　ソース：
　Newswiretoday.com