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2011.05.18

ビジネス・インテリジェンスの活用方法と応用範囲に関する調査結果の発表です。
79名のBI担当者から回答を得ました。
【Panorama Software Industry News より】

 BeyeNetworkは最近、セントヨセフ大学と共同で行った調査の結果を発表しました。ビジネス・インテリジェンスに精通した79名の担当者から、企業によるBIテクノロジーの信頼度について、実態の把握につながる回答を得ました。

 今回の調査「ビジネス・インテリジェンスの現状」についての回答者は、全員コミュニティサイトBeyeNetworkのメンバー、または、ビジネス向けに特化したSNSであるLinkedIn上のデータウェアハウジング・インスティテュートのビジネス・インテリジェンス、およびデータウェアハウジング・ディスカッショングループのメンバーです。

 BeyeNetworkに寄稿するリチャード・ハーシェル氏によると、調査の主な目的は、世界中の企業がBI展開をどのようにとらえているかを具体的に追跡し、把握することでした。

 自社のBI展開に関して説明を求めたところ、従来のモデルからセルフサービスBIにシフトしていることが、企業の回答から明らかになりました。1/3の企業が、ほとんどのプロジェクトはBI担当部署が対応しているが、特定のニーズに対応するためにビジネスユーザーもBIツールを活用していると回答しました。一方、BI担当部署がすべてのプロジェクトを処理し、結果を経営サイドに伝達しているという回答が26パーセントでした。

 やや悲観的な見方としては、25パーセントが「BIの性能は不十分である」と回答しています。

 とは言え、自社のBI展開の成果に満足している企業では、上級レベル経営陣によるこのソリューションへの信頼性が高いことが共通点としてあげられます。多くの場合、経営幹部や上層部がBIプラットフォームを使用すると、ソリューションの成果やビジネスユーザーからの支持に直接的に影響を与える場合があることは、多くの専門家の一致する意見です。

 研究グループでは、意思決定に際し、経営上層部がどの程度BIソリューションの分析結果を信頼しているかを質問しました。「全体のおよそ半分」あるいは「ほとんどいつも」と回答した人の割合は合わせて60パーセントでした。また10パーセントは、意思決定において「常にBIの分析結果を活用している」と回答しています。

 BIの分野が次の1年間でどのような方向へ向かうかについての質問では、SaaSビジネス・インテリジェンスの需要が若干増加すると予測した回答は22パーセント未満でしたが、BIサービス全体の需要が大幅に増加するという回答は30.8パーセントでした。また、全体の50.8%がソーシャル・ビジネス・インテリジェンスの統合が今後、若干、あるいは劇的に増加すると予測しています。

 先月リリースされたInformation Managementのリポートによると、全体的なBI運用の成否を決定する主な要因は、展開の具体的な目標を設定しておくことです。BIプロジェクトがうまくいかず中断する理由は、多くの場合、実行途中で方向性を失い、軌道を逸脱するためであると言われています。

 ソース:
 BeyeNetwork