医療の現場でも顧客管理BIツールの活用によってメリットを得ることが可能
【Panorama Software Industry News より】

　現代では多くのビジネスの現場で、技術的に高度なビジネスインテリジェンス製品のメリットを認識していますが、医療業界にとってこのメリットは、企業における最終的な収益よりもはるかに重要なものかも知れません。アメリカン・メディカル・ニュースによるリポートです。

　企業では顧客の動向や購買パターンを追跡し、消費者基盤をより的確に把握するための技術を活用していますが、これと同じものを電子カルテシステムに応用することができるので、今までにないほどの柔軟な運用、パターン認識が可能になります。

　アーメッド・グリ氏が同誌に語ったところによると、上記のようなシステムのビジネスインテリジェンス・アプリケーションは医療にも応用できるということです。

　「患者のために最善、最も安全かつ最も効果的な治療を提供するために欠かせないモラル、倫理を除けば、医師はビジネスマンでもあることは確かです。」彼はインタビューでこのように答えています。

　いま電子カルテシステムは医療業界で真剣に議論されています。電子カルテはコスト効率と運用の柔軟さの点で利点が大きいことは確かですが、一方、現在利用できるセキュリティ対策で患者の個人医療情報や財務情報の安全性を十分に保証できるかどうか、疑問視する声もあります。

　ソース：
　American Medical News