近い将来、ビジネスインテリジェンスが未開拓の市場を席巻する
【Panorama Software Industry News より】

　「ガートナー・ビジネスインテリジェンス・サミット (Gartner's Business Intelligence Summit) 2011」に出品されたビジネスインテリジェンス関連商品は、例年期待されるレベルの標準的進化の成果をはるかに超えており、かつてないほど運用柔軟性とカスタマイゼーションが向上しています。CRM Buyerのリポートです。

　最も新しいバージョンであるセルフサービスBIおよび運用管理アプリケーションは、どちらかというと従来のBIユーザーである技術的に高いレベルのITスタッフではなく、ビジネスエンドユーザーを重視している、と同誌は報じています。

　また、記事によると、BI業界においてもうひとつの重要なトレンドは「モバイル」であると主張し、2013年までにビジネスインテリジェンス製品の1/3がタブレット端末などのモバイル装置によって使用されるようになる、というガートナーの予測を例にあげています。特にタブレットPC端末が「BI市場を新たに活気づけた」起爆剤である、という専門家もいます。

　とはいえ、熟練していないユーザーがモバイル端末のデータを使用することは、新しいシステムが保有する機密情報に関して、セキュリティ上の潜在的な脅威となる可能性があります。データ保護に関する率先した取組み、データ不法取得の恐れに対する意識を高めることは、BIツールを安全かつ円滑に導入する上で極めて重要な課題です。

　ソース：
　CRM Buyer