2011.05.27

BI 活用の成否を決定づける3つの要因
【Panorama Software Industry News より】

 企業がいったん導入したビジネスインテリジェンス・ソリューションが活用されなくなってしまう原因は数多くあります。BIの成功を左右する3つの要因について、Information Managementの最新版がリポートしています。

 第1にエンドユーザーの求めるものは、使い勝手です。つまりセルフサービスBIの導入が今後さらに増えると予想されます。ユーザーから見て使い勝手の悪い、作業が困難なソリューションは、やがて使用されなくなります。必要な帳票をできる限り迅速に作成するには、使い勝手が最も重要なポイントです。

 第2にユーザーが求めるものは、高い機能性を持つソリューションです。帳票作成やクエリ応答が遅いとユーザーが不満を持つのは当然です。常に変化する市場の動向、消費者のニーズを的確にとらえたBIソリューションの提供が求められています。

 最後に、重要なポイントがデータの目的適合性です。BIプラットフォームは日常業務に適切な情報をエンドユーザーに配信しなければなりません。セルフサービスBIでは帳票の完全なカスタマイズが可能ですから、この点からも、セルフサービスBIのニーズがあることが予想されます。

 すでにセルフサービスBIを中心に展開しようとしている企業もあります。BeyeNetworkが行った調査結果によると、ほとんどのプロジェクトは社内のBI担当者が対応するが、具体的なニーズに取り組むビジネスユーザーもBIツールを活用しているという回答が33パーセントにも上りました。

 ソース:
 Information Management