クラウドの普及で中小企業にBI導入のチャンス
【Panorama Software Industry News より】
ビジネスインテリジェンスの効果を活用できるのはもはや資金豊富な大企業だけではありません。クラウドコンピューティングとSaaSビジネスインテリジェンスの出現により、中小企業もBIの効果を活用できるようになりました。Computerworldの最新リポートです。
従来の社内設置型のBIプラットフォームは、ハードウェアとソフトウェアの導入が必要であり、中小企業にとってかなりコストのハードルが高くなっていました。しかしクラウドコンピューティングによって展開がより簡便になり、所有コストが低減し、その状況は一変しています。
ニュースサイトによると、Forrester Researchのアナリスト、ジェームズ・コビーラス (James Kobielus) 氏は次のように述べています。「セルフサービスBIおよびSaaS BIに向けてのソリューションの進化は、企業の規模にかかわらず導入に多大な影響を与えています。BI導入を希望する企業はより低コストで迅速なセットアップが可能です。さらに、IT部門の関与と資本コストを削減しながらより多くのユーザーに幅広く利用を拡大することができます。」
特に中小企業では、ビジネスインテリジェンスプラットフォームが業務に最適に適合するかどうかが、成功の鍵です。社内設置型あるいはホスト型にかかわらず、その企業独自のニーズに対応するためにソリューションを設置しなければなりません。
Gartnerの最新記事によると、今年度のSaaSソリューションのグローバル市場は、2010年の100憶ドルから20.7パーセント増加して121憶ドルの規模に達すると予測されています。
ソース:
Computerworld