SaaSビジネスインテリジェンス導入に必要な条件とは
【Panorama Software Industry News より】

　SaaSビジネスインテリジェンスプログラムの導入は、他のクラウドサービスの導入と多くの共通点があります。システムの移行を円滑にするために検討するべき要因についてTechTargetの最新号がリポートしています。

　クラウドモデルを初めて導入する企業の場合、パブリック、プライベート、ハイブリッドのうちどれにするかをまず決める必要があります。それぞれのモデルによって、提供されるメリットとデメリットが異なります。問題なのは、その企業のニーズに最も適合するのはどれか、という点です。

　次に、コンプライアンスを検討しなければなりません。データはクラウドに格納されますが、その安全性を確保し、損失や外部による侵害から保護しなければなりません。導入するソリューションによって確実に万全のセキュリティが保証されるように、企業は十分な配慮をするべきです。

　そして最後に、おそらくもっとも重要な検討事項はコストです。ビジネスインテリジェンスの導入を検討する理由は、データを活用して意思決定の向上をはかり、企業業績を推進するためです。SaaS BIソリューションを導入すると必要な初期投資額が最も少なく、しかも強固なセキュリティ機能が提供されます。

　ブログ検索サイトTechnoratiは先週、中小企業に最適なBIはクラウドベースのソリューションであるという記事を掲載しています。一般的に所有コストが低いことと、クラウドによるメンテナンスが提供されることから、ホスト型ソリューションは資源が豊富でない企業にもうまく適合すると言えます。

　ソース：
　TechTarget