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2011.07.13

新しいパラダイムBI 3.0の到来:BIはより効率よく、パワフルに変革する
【Panorama Software Industry News より】

 どのようにBIを認識し活用するかについては、ここ数年間で次第に改善されてきましたが、私たちはいま企業のBI戦略に出現している大きな潮流を目の当たりにしています。これはBI 3.0と言われる新しいパラダイムで、次世代BIソリューションの到来を表します。

 当初、BIは–これは正確にはBI 1.0ですが、主としてデータの提供方法に主眼をおいていました。私たちはユーザーとして、膨張を続けるデータの最適な保存方法とは何か、また、BIアナリストに代表されるスペシャリストが膨大なデータから情報を取捨選択し、意思決定のための有用な情報を経営陣に提供できるように整備することに焦点をあてていました。

 以来、コンピュータツールの活用は業務ユーザーにも管理職にも拡大し、急増しました。管理職は、事実発生から数週間も後になって情報を知る現状を打開するため、問題発生をリアルタイムで把握することを目指していました。これがBI 2.0を開発した経緯です。ダッシュボード、KPI、スコアカードなどの新しいツールにより、単に実際のデータだけを見るというレベルからBIは若干進歩しました。ユーザーは関心のある情報だけを抽出して入手できるようになりましたが、これは、あらかじめ定義されていた場合(別名ハードコード)のみに限られていました。

 しかしこのようなツールはもはや旧式になり、現代のビジネスには適合しなくなっています。BI 2.0は、業務のスピードの速さと、情報や知識がデータウェアハウスに一部しか存在しないということを考慮に入れていません。さらに、企業でBIを使用するユーザーの割合は非常に低いままであり(一般的に業務、管理職ユーザーの約3%~8%)、一般ユーザーの活用率はあまり進んでいません。業務を改善するためのBI 2.0ツールの活用機会は十分に得られていません。

 一方、いま私たちはどこを見回しても、ユーザーをアシストするための情報を提供する新しいテクノロジーに囲まれて生活しています。Bingは新しいアイテムを提供し、Amazonは次に読む本を提案し、Facebookによって常に友人とコンタクトをとっています。またLinkedInを使うと次に採用する候補者のリストを調べることができます。(これらの選択を受け入れるかどうかは自分で自由に決めることができるのがよい点です。)

 このようなテクノロジーを駆使してBIをさらに進化させ、効率よく、パワフルなものにする新しいBIパラダイムの到来です。BI 3.0へ移行する準備は整っています。

 このBI革命は5つの主要なテクノロジーを中心としています。

  • データモデリングへの新たな取組み - in-memoryテクノロジーによってデータをオンザフライで吸収する機能。この機能により常に新しいデータの分析を継続することができます。あるいは分析方法をあらかじめ定義しなくても、古いデータを新しい方法で調べることができます。

  • 業務ユーザー向けのBI 3.0 - BIは業務ユーザーおよび管理職ユーザー全員に適合するインサイト、分析ツールを提供する必要があります。正しいアクションかそうでないかの判断を数名のBIスペシャリストに委ねることはできません。BIは業務改善の継続的な取組みの核となる構成要素であり、その責任者である経営者、マーケティング、営業、業務部門が主体となって実行するべきです。BIは使いやすく、わかりやすいものにするべきでしょう。また、BIはユーザーの具体的なニーズに適合させることができる(ユーザーが独力で実行できる)ようにするべきです。

  • あらゆる場所でBIを活用 - どこにいても、人とコミュニケーションをすることは可能です。どこでもメールを受信できますし、街を歩きながら、あるいはバカンスに行く途中など、どこにいても仕事を継続できます。(とはいえ休暇中は本当に休暇を取ることをお勧めします。)BIもまた、場所に関係なく作業が継続できるという点で大変重要です。業務の連続性を確保するには、デスクトップPC、携帯電話、タブレット端末など、メディアの種類に関わらず、同じツールが使用できることが必須条件です。

  • 適合性の高いインテリジェンス - BI 3.0のすべての目的は、適切な情報を提供することにあります。見えているデータをあらかじめ定義することではありません。要は、まだ気づいていない、必要な情報を提供するということです。この機能によりユーザーは求めていたインサイトを発見することができます。

  • ソーシャルBI - 一人の力で目標を達成しようとしても、チームワークなくして達成は不可能です。BIについても同様です。BIはユーザーの共同作業を可能にし、(ソーシャルなツールを使って)より高度なレベルのインサイトを取得することができます。

 BIの新しい世界を享受することができる兆候がわずかに見えています。この分野の先陣を切る製品はPanorama Necto™です。この製品は最近発売され、すでに人気を博しています。マイクロソフトは次世代BIの重要な構成要素Denaliを開発しました。Denaliはより高速のデータモデリングに対応する基盤構造を有し、より優れたデータ適合性を維持することができます。またWindows MobileとWindows Slatesはモバイルと業務の連続性に対応するための優れた選択です。またSharePointはBIと企業の資源、ユーザーを統合する非常に優れたフレームワークです。マイクロソフトの新しいツール、技術を取り入れたNecto™は、BI 3.0の活用を簡単にし、高度なインサイトの取得を実現します。

 テキサスの格言にあるように、「過去の行為と同じことを今後もするならば、今まで以上のものを手に入れることはできない」これはBIにも通じるものがあります。ビジネスインテリジェンスを最大限に活用するには、BI 3.0が必要です。