2011.07.15
アメリカ血液センターのビジネスインテリジェンス導入成功事例
【Panorama Software Industry News より】
36地域の血液センターを擁する組織として、全米の輸血の35パーセントを占める米国血液センター (BCA) では、5年前からダッシュボードを活用しています。InformationWeekによると、この組織では最近システムをアップグレードし、SaaSビジネスインテリジェンスソリューションを導入しました。
同センターではBIの活用により、メンバーサイトの業績の進捗を管理し、システムから得る情報をもとに血液サンプルのオンライン取引を行っています。リポートによると、採取した赤血球単位数に対するスタッフの作業時間と人件費の比較などの測定基準も分析の対象になっています。
しかし以前のシステムは処理速度が遅く、面倒で使いづらいという問題がありました。そこで同センターはこの問題を改善するべくクラウドに着目しました。
このシステムの開発担当者であり、同センターのIT担当部長グレッグ・ビショップ氏は、新しく導入したソリューションには主なメリットが3つあると言います。その決定的な要因は、ウェブブラウザと同様すぐにアクセスでき、一連の最先端のモバイル機器についてBIへのアクセスをさらに改善するという点です。
今後1年以内に同センターと同様の手順をたどる企業はさらに増える見込みです。PricewaterhouseCoopersの最新リポートによると、クラウドと分析ツールへの投資額はともに増加すると予想されています。
ソース:
InformationWeek