ビジネスインテリジェンス導入の成功に不可欠な要素とは
【Panorama Software Industry News より】

　ビジネスインテリジェンス・アプリケーションについては、たとえ事前に設定されたツールでも「一度設定したら後はおまかせ」が通用するものはありません。ITニュースサイト、テックターゲットによるリポートです。

　このニュースの寄稿者であるフィル・サイモン氏によると、企業がビジネスインテリジェンス・ソリューションを展開する場合、入念な事前調査をしなければなりません。企業によって分析プログラムの目標やニーズはそれぞれ異なるため、ある企業にとって有用なアプリケーションであっても別の企業には必ずしも役に立たないことがあります。

　「設定したら後はおまかせのような、導入後に放置していてもよいほど高度な機能を持つベンダーソリューションは、まだありません。毎日保守を行う必要はないにしても、日々の課題に対応する担当者が必要でしょう。」サイモン氏はこのように述べています。

　また記事によると、BI展開の成否を左右するもう一つの要素として、蓄積したデータを社内で活用する知識が必要です。事前に設定したソリューションの場合とは異なり、BIアプリケーションをカスタマイズすると企業が保有している情報やその具体的な活用方法を詳しく知ることが可能になります。

　言うまでもなく、多くの企業にとってビジネスインテリジェンスの活用を成功させることは簡単ではありません。企業が蓄積するデータの質を向上させ、一貫性のあるデータを使うとBI活用の成功につながることが、テックターゲットの別の記事で紹介されています。