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2011.09.01

ブログ:次世代ビジネスインテリジェンス・ソリューションの出現
【Panorama Software Industry News より】

 従来のビジネスインテリジェンスは魅力に乏しく、コストの高いアナリストに依存しているため効果が上がらないという批判がありましたが、次世代のBIテクノロジーはこれとは全く別のものであり、企業が蓄積したデータを活用して意思決定を行うために非常に有効です。

 フォレスター・リサーチ主催によるPanorama Softwareのためのウェブブセミナーが最近開催され、アナリスト、ジェームズ・コビーラス氏がビジネスインテリジェンス3.0と言われる新製品Panorama Necto™についてディスカッションを行いました。Necto™はソーシャルビジネスインテリジェンスの最先端であり分析ツールの新時代を告げるソリューションです。

 ITは情報の流れにおいて障害になりはじめています。またユーザーは、必要なコンテンツへのアクセスが困難なことで非常に不満を持ちます。新しい情報源を発見し、その情報を自分のデータウェアハウスにインポートするのに時間がかかるためです。

 BI 3.0の目標はエンドユーザーに権限を与えることです。従来の分析ツールでは、レポートを必要とするマネジャーはIT部門に完全に依存していました。それを解決するために、次世代BIソリューションはセルフサービス、データ関連性、ソーシャルの3つの基本原則にそって設計されています。

 革新的なBIソリューションによってIT専任担当者の関与が不要になります。非常に使い勝手のよいセルフサービスの機能が充実し、エンドユーザーもBIテクノロジーを利用しやすくなるためです。コビーラス氏によると、セルフサービスBIは基本的に「BIの夢を実現するものであり、部分ごとの総和よりも企業全体としてはるかに知的レベルを向上させる」性質を持っています。

 データ関連性とは、職務権限として必要とする情報だけがユーザーに提示されるという意味です。膨大な業務データの中から必要な情報を探し出すために費やしていた労力は、もう必要ありません。

 また、BI 3.0にはソーシャルな側面があります。最先端のソリューションの活用により、セルフサービス機能を通じて業務データと分析レポートを幅広く検討することが可能になります。管理職とエンドユーザーが意思決定の形成に役立つアイデアや意見を述べるので、情報により大きな価値を与えることにつながります。

 コビーラス氏によると、必要なデータの大半は他の同僚の頭の中にあります。しかも同僚は専門家ではなく、一般のスタッフであり、あなたと同じような業務を担当している人々です。

 プレゼンテーションのまとめとして、コビーラス氏はBI 3.0の導入による企業の長期的な成功について述べました。ソリューションを常に発展させることが重要なことです。企業はソーシャルBIを全社的に展開するべきですが、それと同時に、複雑でリアルタイムの情報処理に対応するため、使い勝手のよい分析ツールを追加することも必要です。