増え続けるデータ。企業が導入したいアプリケーションのトップとは？
【Panorama Software Industry News より】

　ビジネスインテリジェンスは今後1年以内に導入したいアプリケーションのひとつであると企業は考えています。かつてないペースでデータ量が膨張していることが背景にあると思われます。

　統合ソリューションプロバイダ、スナップロジック (SnapLogic) が最近行った調査によると、回答者の39パーセントが来年度中にBIプラットフォームを導入する計画であると答えました。BIは導入したいアプリケーションの中でトップであり、2位がコラボレーションソフトウェアで36パーセント、3位が営業系ソフトウェアで34パーセントとなっています。

　今後1年から1年半で、社内で生成・保存するデータ量が少なくとも25％増加すると、回答者の57パーセントが予測しています。BIツールの統合によって、データに含まれる情報の有効活用が可能になります。

　しかしながらデータメンテナンスの問題は、企業がデータの増大を現実的に予測できる前に解決しておかなければなりません。回答者の40パーセントがシステム統合の障害としてデータメンテナンスの困難さを挙げています。

　また、クラウドコンピューティングの普及はBIテクノロジーの市場拡大にも多大な影響を与えています。ビジネスニュース月刊誌Inc.によると、SaaSビジネスインテリジェンスの活用により、IT専門スタッフでない一般ユーザもアナリストが提示するインサイトを活用できると報じています。