2011.09.14

BIツールで医療機関の経営効率を改善
【Panorama Software Industry News より】

 病院や開業医など多くの医療機関では、患者治療における非効率性、品質格差、コスト関連課題などを把握するためにビジネスインテリジェンスソリューションを活用しています。調査報告「効率を利益に変えるビジネスインテリジェンス」に関する記事を、ニュースサイトInformationWeekが掲載しています。

 医療機関向け調査会社KLASが行ったリポートによると、医療機関では「責任ある医療機関」 (ACO) になるためにビジネスインテリジェンスが効果的な手段であると考えていることがわかりました。実際に、責任ある医療機関になるために必要な情報はBIツールによって入手できると回答した医療機関は全体の60パーセントに上っています。さらに、回答した医療機関の64パーセントが、今後3年以内に「責任ある医療機関」になる計画であると回答しています。

 「医療機関はBIデータを活用して第3者保険提供機関などと契約し、ACOになるために必要なパートナーシップ構築と協力関係の構築をスタートしています。」KLAS調査担当重役で、今回の調査報告の作成者であるロリン・バード氏はこのように述べています。

 BIは医療機関に多くのメリットを提供することが可能であるという点で専門家の意見は一致しています。例えば、データを分析して再入院の原因を特定し、その情報を患者の治療向上のために活用することが可能になります。