情報へのアクセス改善でBIをもっとパワフルに
【Panorama Software Industry News より】
ビジネスインテリジェンスの効果については多くの企業が認識していますが、BIが提供するメリットを十分に活用できていない企業もあるようです。マーケティング会社による最近のアンケート調査で明らかになりました。
マーケティングリサーチ会社バンソン・ボーン (Vanson Bourne) がIT担当上級責任者700人に行ったアンケート結果によると、ビジネスインテリジェンス・プラットフォームの効果的活用に必要なデータへのアクセスに、多くの企業が困難を抱えていることがわかりました。実際、社員が意思決定関連のデータにアクセスできると回答した企業はわずか29パーセントです。また企業の一般的なデータについても社員がアクセスできると回答した企業は40パーセントしかありません。
「企業が競争力をつけるためには、社内のあらゆるレベルのデータにアクセスできるよう改善する必要があります。経営上の意思決定のためのデータ入手をデスクトップユーザーとノートパソコンのユーザーに限定し、モバイル機器を見落としている企業は、競争優位性を阻害するリスクを冒しているということです。」BI専門家マイケル・コルコラン氏はこのように述べています。
さらに、アンケート結果によると、モバイル機器から分析データにアクセスすることができる社員はわずか33パーセントであることがわかりました。BIを新しいテクノロジーに発展させることが不十分な企業もあるということです。
ビジネスインテリジェンスの活用を成功させるためには、蓄積したデータの整理がポイントであると専門家の意見は一致しています。重要なことは、BIを導入する前に情報がクリーンであり、整理されているかどうか確認しておくことです。