2011.10.18
ビジネスインテリジェンスはエンドユーザーが使いこなす時代
【Panorama Software Industry News より】
非常に競争が激化している市場においては、確かな情報にもとづく意思決定をスピーディに行うことが他社との差別化のカギとなります。企業はニーズに対応できるだけの速さで分析ツールにアクセスする必要があり、そのためにはできるかぎりIT部門を切り離した運用を確立することが必要になります。フィナンシャルタイムズの記事をご紹介します。
セルフサービスビジネスインテリジェンスによって、ユーザーは分析レポートに効率よくアクセスでき、その情報に基づいてよりスピーディな意思決定を行うことができます。記事によると、このようなプロセスをもっと多くの企業が実行するべきだと伝えています。
BI業界の専門家アラン・ボウリング氏によると、多くの企業が間違った認識によってBIの活用をIT部門だけに任せています。
さらには、ビジネスインテリジェンスの活用を企業の経営上層部に引き上げるべきです。経営幹部がBI活用に前向きになると企業全体への浸透効果が期待しやすくなります。
ウェブニュース「インフォメーション・マネジメント」でも、セルフサービスBIの普及を促す同様な内容の記事を伝えています。データ分析のためにエンドユーザーにIT部門を経由させることは、ある意味で彼らを不公平に扱うようなものであると報じています。さらにエンドユーザーはすでにBI活用のためのデータをよく理解し、前後関係がよくわかるようにデータを設定することができます。