2011.10.20

中小企業のBI活用、今後の展望とは
【Panorama Software Industry News より】

 中小企業でのビジネスインテリジェンスソリューション導入に関する最近のレポートによると、従来の方法やIT部門への依存度が高く、いまだBI活用が進んでいないことが明らかになりました。

 今回の調査では600社以上の中小企業がアンケートに回答しました。このうちBIで使用するデータを準備し集約するのはIT担当者だけであると回答した企業が51パーセントに上りました。このような課題はセルフサービスビジネスインテリジェンスの導入によって打開できる可能性があります。スマートメディアコレクティブが調査結果についてレポートしています。

 このような状況は、多くの企業が従来の複雑なプラットフォームで運用する従来型のBI手法から脱却できず、かなりの部分でIT部門の関与を必要としていることを示しています。

 さらに、中小企業のモバイル機器とソーシャルビジネスインテリジェンスの導入予定については、多くの企業でモバイル機器の需要が高いことがわかりました。一方ソーシャル分析ツールについては、従業員50人以下の企業でもっとも導入希望が多いことがわかりました。

 クラウドコンピューティングの普及により、今後BIプラットフォームを導入する中小企業が増えると多くの専門家が予測しています。ホスト型ソリューションは比較的低コストでロバストな機能を提供することができます。