ビジネスインテリジェンスを最大限に活用するには
【Panorama Software Industry News より】

　業務ユーザーが自由に情報にアクセスできれば確実な情報に基づく意思決定をすることが可能になり、企業の健全な成長促進に大きな役割を果たすでしょう。しかしその方程式について重要なポイントを見落としている企業が多いようです。

　コンピュータワールドU.K.が行った調査によると、データへのアクセスがリアルタイムで可能な企業は全体のわずか40パーセントであることがわかりました。リアルタイムデータが見えなければ、すなわちモバイルからのアクセスができない企業はビジネスインテリジェンスプラットフォームを最大限に活用していない可能性があります。

　「企業の競争力を強化するには、社内全てのレベルの情報へのアクセスを改善することが必要です。業務の意思決定の入手をデスクトップPCやノートPCユーザーに限定すると、競争優位性を阻害するリスクを冒すことになります。モバイル機器の活用を見落としてはいけません。」BI専門家マイケル・コルコラン氏はこのように述べています。

　モバイル機器を使用したデータへのアクセスはあまり多くありません。会社のデータにスマートフォンからアクセス可能と回答した企業は30パーセントで、タブレット端末からアクセスできる企業は全体の19パーセントでした。しかしこの数字は今後大きく増加すると予測されています。

　ニュースサイト「インフォメーションマネジメント」では、ビジネスデータはエンドユーザーが分析することがベストであるとリポートしています。その理由は、日常的に情報と接し、テーマについて最も豊富な知識があるのはエンドユーザーであるためです。