行政でのビジネスインテリジェンス活用事例 - 米国シカゴ市
【Panorama Software Industry News より】

　米国シカゴ市ではビジネスインテリジェンスソリューションを利用して成長主導型の行政効率化を目指しています。シカゴ市のビジネスフォーラム「エグゼクティブクラブ」のイベント「テクノロジーコンファランス」で発表されたレポートをご紹介します。

　イベントではシカゴ市のIT部門から、BI活用によって市行政の経費削減と改革を進めた手法について説明がありました。また今回のプロセスにはソーシャルな機能も利用し、コミュニケーションの円滑化が進んだことを明らかにしました。

　「オープンデータの有用性が向上したことは成果です。BIによって市民と行政の交流がいっそう促進されています。」シカゴ市技術責任者ジョン・トルヴァ氏のコメントです。

　市民との交流によって収集したデータは効果的な意思決定のために活用されます。さらにBIは市警察による犯罪発生可能性の予測に活用され、パトロールや警察官の適切配置が可能になりました。

　調査会社ガートナーは、このようなシカゴ市の成功事例に続き、ビジネスインテリジェンスに注目する公共機関、民間企業が来年度はさらに増加すると予測しています。同社では最近2012年度の戦略的ITの上位に次世代BIがランクされたとのレポートを発表しました。