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2011.10.28

医療機関でビジネスインテリジェンス導入が拡大中
【Panorama Software Industry News より】

 患者治療の改善と業務プロセスの効率化を図る方法を内部的に検討する医療機関でビジネスインテリジェンスソリューションの導入が拡大しています。ニュースサイト「テックターゲット」の最近の記事をご紹介します。

 医療機関のビジネスインテリジェンス活用に関して「サーチヘルスIT」が行った調査から、病院経営者がこの傾向の先頭に立っていることがわかりました。全米の医療機関の最高情報責任者や医療関係のIT管理者およそ250人にアンケートを行いました。

 すでにBIを導入している医療機関は全体の49.8パーセントであり、導入準備段階という回答が40.7パーセント、今後いずれ導入する計画があるという回答が9.5パーセントでした。

 連邦政府の法律を順守し、臨床成果をさらに改善したいという要望がBIの活用増加を推進するという回答が56.4パーセントあり、効率改善とコスト削減が一番の目標であると回答した医療機関は全体の42%でした。

 「医療機関でBIが担う役割はますます大きくなっています。経営陣は何にいくらコストをかけるかについて、IT部門や他の病院スタッフとチームワークで検討し判断しています。」テックターゲットはこのように紹介しています。

 昨年度と比較すると、2011年度の経営課題にとってBIはますます重要になっていると全体のおよそ3分の2が回答しています。35パーセントがBIの信頼度は昨年とほぼ同じであると回答しました。また最近BIの使用頻度が減少したという回答はわずか0.4パーセントでした。

 医療機関が具体的にどのような分野でビジネスインテリジェンスを活用しているかについては、院内の幅広い部門でさまざまな目的に使用されていることがわかりました。

 必須の患者治療品質レポート作成に必要なデータを把握するためにBIを使用しているという回答が67.9パーセントと回答者の大半を占めています。また、回答者のおよそ半分以上は診断と治療成果がどうすれば改善できるかを究明するためにBIを使用しています。

 回答者の43.6パーセントが使用している疾病の予測分析は、今後2年間で信頼性が高まると予測されています。現在、回答者のおよそ4分の1がこの目的でBIを使用しています。

 テックターゲットが9月に発表した別の調査結果によると、医療機関はビジネスインテリジェンスソリューション導入と拡大の準備のために適切な対策を講じる必要があります。具体的には経営上層部の方向性を一致させ、BIを最優先に考えることを確実にしておく必要があります。