2011.10.31
オーストラリアの企業ではビジネスインテリジェンス導入が優先事項に
【Panorama Software Industry News より】
世界の最高情報責任者は今、従来にも増してビジネスインテリジェンスソリューションのメリットを評価しているようです。富士通とオーストラリア・マイクロソフトが最近行った調査によると、オーストラリアでもこの傾向が表れています。iTウェブの記事をご紹介します。
経営効率化の改善につながる意思決定の実行促進を多くの企業が目指しています。調査結果によると、この目的のためにビジネスインテリジェンスプラットフォームの導入を最優先に考える最高情報責任者 (CIO) が増えています。
理由の一部として、経営の要件を変革することがもっとも大きな課題であるとCIOの42.6パーセントが回答していることがあげられます。企業は成功と成長を推進するために現在蓄積している膨大なデータを有効に活用できる手段を構築しなければなりません。
オーストラリア・マイクロソフトの最高技術責任者、グレッグ・ストーン氏はiTウェブのインタビューで次のように述べています。「ビジネスインテリジェンス効率を考えるCIOの多くはITマネジャーであると同程度に経営者でもあります。今回の調査で明らかになったCIOの姿勢を見るとビジネスの考え方が大きく変化していることがわかります。」
確かにBI活用を拡大しようと考えるCIOはオーストラリアにとどまりません。今年これまでに発表されたガートナーの調査によると、分析ツールと業績管理アプリケーションに世界の企業が支出したコストは2010年度に13.4パーセント上昇し、105憶ドルに達したことが明らかになっています。