2011.11.16
米国政府機関がビジネスインテリジェンスを重視
【Panorama Software Industry News より】
米国では、政府予算の縮小に伴い、限られた財源でより的確に意思決定を行うためにビジネスインテリジェンスソフトウェアに注目している政府機関が多くなっています。
米政府ビジネス協議会とデトロイトコンサルティングが発表した調査結果によると、米国政府機関の管理職70パーセントが、予算の緊縮によってデータ収集の重要性が高まっていると回答しました。現在ビジネスインテリジェンスを使用していると回答した機関は45パーセントに上っています。
デトロイトコンサルティングの社長、ブラッド・エスキンド氏は次のように述べています。「BIは政府機関が現在保有するデータの真の価値を抽出し、成果の低いプログラムや不正、無駄、悪用を明らかにすることに役立ちます。データ分析によってこのようなインサイトが明らかになり、歳費の節約が実現しやすくなります。」
しかし、中にはデータ処理に苦戦している政府機関もあり、情報の「有意義な活用」が困難であると回答した機関は58パーセントでした。この問題を解決すればBIの導入率はさらに増加する可能性があります。
ミルウォーキー・ビジネスジャーナルには、このような政府機関によるBIへの注目を裏付ける記事が紹介されています。あるITサービスプロバイダは、最近、消費者情報センターとメディケアおよびメディケイドサービスセンター保険監督機関にBI導入が決まったと発表しました。