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2011.11.22

タブレット端末普及でニーズが拡大するビジネスインテリジェンス
【Panorama Software Industry News より】

 アップルのiPadをはじめとするタブレット端末の普及が急速に拡大しています。ガートナーが最近発表した調査結果によると、タブレット端末の拡大に伴って求められるアプリケーションの傾向がわかってきました。

 オーストラリアで最近開催されたガートナーの「シンポジウム、ITエキスポ2011」で、同社が評価するタブレット端末向けの高性能なエンタープライズアプリケーションのランキングが発表されました。この中でビジネスインテリジェンスが注目されています。特に経営ダッシュボード機能のある分析と業績管理アプリケーションの需要が拡大する見込みです。

 「ベンダーがいかに有意な方法でアプリケーションをリファクターできるかが、成功のカギです。単に従来のデスクトップやブラウザの使い方と同じ提案では不十分です。また、企業は産業用と民生用のアプリケーションの違いを理解し、その選択を判断するためのフレームワークが必要です。」ガートナー副社長兼アナリストのデビッド・ウィリス氏のコメントです。

 ガートナーは世界のタブレット端末市場が今年度261パーセント増加し、およそ6400万ドルに達すると予測しています。今後もさらに販売が増加し、2015年度までに3憶2600万ドルの規模になる見込みです。また、チェンジウェーブリサーチ社の調査によると、タブレット端末の需要は新製品Kindle Fireが発売されるクリスマス商戦の時期に急騰すると予測されています。調査した回答者のおよそ3分の2がiPadを購入予定で、一方Kindle Fireを購入予定であると回答した人は22パーセントでした。