2012年に期待されるビジネスインテリジェンスの機能
【Panorama Software Industry News より】

　北米で企業向けソリューション関連のニュースサイトを運営する「ベースライン」社は、北米地域で社員数100人以上の企業の情報技術関連管理職を対象に調査を行い、「2012年度の情報技術関連の予測トップ10」を発表しました。ビッグデータ課題の解決と関連してビジネスインテリジェンスが注目されています。

　全体のおよそ3分の1が2012年度にビジネスインテリジェンスソリューションの活用を拡大すると回答しています。またデスクトップ、クラウド、モバイル機器でのBI使用に対応するため、プラットフォームの拡張を計画している企業もおよそ3分の1という結果が出ています。

　また、ビッグデータ問題の急増と関連して、構造化されていない情報を統合し、BIで分析する予定であると全体の20パーセントが回答しました。今回の調査から2012年にはデータの急増がさらに進むことが予測されます。情報資源の拡張は企業成長にとって対応すべき新たな課題になっています。

　一方「EMCデータサイエンス研究」が最近発表した調査によると、新しい情報の流れを活用する能力に自信がある企業が全体の3分の1にとどまっていることがわかり、ビッグデータ処理のためのソリューション活用の取組みは多くの企業で改善の余地があるようです。