情報技術専門家がいまもっとも注目する機能とは
【Panorama Software Industry News より】

　クラウドはここ数年普及が進み、いまでは「IT情報技術のコストダウンといえばクラウド」と誰もが言うほど主流のひとつとして認知度が向上しています。コストダウンという意味ではSaaSビジネスインテリジェンスについても、同じことが言えます。

　542人の情報技術専門家を対象にインフォメーション・ウィークが行った「2012年ビジネスインテリジェンス、アナリティクス、情報管理戦略調査 (2012 Business Intelligence, Analytics and Information Management Survey) 」によると、SaaS BIの一番の導入メリットとして回答者の55パーセントがコスト削減を挙げました。

　クラウドを基盤とする配信モデルは、さまざまな方法でコストを削減することができます。例えば初期導入については多額の投資が不要であり、長期的の保守の義務が発生しません。さらにエンドユーザーが分析レポート生成に使用するデータへのアクセスが改善されます。

　また、現在ビジネスインテリジェンスソリューションを導入している、あるいは導入計画がある企業では、回答者の58パーセントがアドバンスト・アナリティクスを最優先していることが明らかになりました。

　ガートナーによると、BIソフトウェア市場は今年9.7パーセント成長して$108憶ドルの規模になり、2014年までひきつづき一桁台後半の高い成長率を維持すると予測しています。