2011.12.30
クラウドとビジネスインテリジェンスへの支出が増加
【Panorama Software Industry News より】
フォレスターリサーチは「2012年度米国情報通信技術市場予測」 (U.S. Tech Market Outlook for 2012) を発表しました。調査によると、2011年の情報通信技術の市場成長率はおよそ7パーセントになる見込みです。全体的な予算は2011年から2012年にかけて大きな増加はないようですが、クラウドコンピューティングとビジネスインテリジェンスについては別の傾向が見られるようです。
2012年度に企業が情報管理アプリケーションに支出する予算170憶ドルのうち、80億ドルがビジネスインテリジェンス関連の予算であることがわかりました。
全体的にソフトウェア市場は2012年も8.2パーセントの成長が予想され、情報技術関連の予算の大半を占める見込みです。さらにエンタープライズ・リソースプランニング、ミドルウェア、SaaS関連のアプリケーションがBIとともにソフトウェア支出のトップを占める分野として注目されています。
フォレスターによると、企業の情報技術関連支出は昨年度6.8パーセントの成長に続き、2012年度も6.6パーセント増加すると予測しています。
テックターゲットの記事によると、特に製造業でBIへの関心が強くなっています。製造業では現在の採用率は特に高くありませんが、今後BIを導入し展開する企業が増えると予測されています。