2012.01.19

セルフサービスBIの本格的な普及
【Panorama Software Industry News より】

 ビジネスインテリジェンスが開発されて数十年が経過していますが、一般的な企業にとっては複雑すぎる、コストがかかるなどの印象がありました。しかしこの状況はセルフサービスBIの普及に伴って改善されつつあるようです。今後は企業内でBIを使用するユーザー数が増え、「マスユーザーのためのBI」が普及するという最新の調査結果が、調査会社インフォテックリサーチグループから発表されました。

 ビジネスインテリジェンスの機能はかなり進化し、分析とレポート生成を処理するための手動によるコンポーネントは大幅に減少しました。プログラミングの専門知識を持つIT要員に依存しなくても、一般ユーザーが自分の目的に応じてレポートの作成や操作ができるようになりました。

 その結果、データ分析や的確な経営判断のためにBIを採用する企業が増えるとともに、企業内のBIユーザー数も増加しています。高度な訓練を受けたアナリストでなくでも一般ユーザーによる分析ツールの活用が可能になり、IT部門への負担が大幅に軽減されました。

 BIネットワークの記事によると、セルフサービスBIの普及は2012年度のもっとも重要なアナリティクスの傾向のひとつであると寄稿者のロン・パウエル氏が述べています。