クラウドで活用するビジネスインテリジェンスのメリット
【Panorama Software Industry News より】

　サプライチェーンや物流業界でビジネスインテリジェンスを活用している事例について、物流関連の情報サイト「DC Velocity」の記事をご紹介します。

　この情報サイトが11月に行った調査によると、2012年度中にBIを導入する予定であると20パーセント以上の企業が回答しました。

　今後はクラウドがBIソリューションの進化に非常に重要な役割を果たすと執筆者ジェームズ・クーク氏が述べています。特にサプライチェーン業務に関してコスト効率の向上が期待されます。物流責任者はクラウド上のホスト型アプリケーションからSaaSにアクセスし、BIを利用することができます。

　SaaSにはこのように多くのメリットがありますが、技術面でやや物足りない点もあるようです。記事によると、85パーセントの企業が依然として自社運用のビジネスインテリジェンスを使用しているという、業界アナリストの調査結果が紹介されています。

　多大なメリットのあるソリューションとして、SaaSビジネスインテリジェンスの活用を勧めるBI専門家もあります。テックターゲットによると、SaaSは先行投資コストが低く、導入プロジェクト完了後のハードウェアおよびソフトウェア予算の膨張を防ぐことから、企業のIT支出の抑制に効果があります。