企業のIT投資額、ビジネスインテリジェンスを中心に増加
【Panorama Software Industry News より】

　経済が回復基調にあり、IT投資金額を増やす企業が増加しているようです。IT系の人材会社「TEKシステムズ」が行った調査からこの傾向が明らかになりました。

　調査によると、IT責任者全体の53パーセントが今年のIT関連予算を増加する見込みであると回答しています。回答者グループのなかで特に最高情報責任者 (CIO) は66パーセントが予算を増やすと回答しました。

　調査結果によると、上記のように予算配分されるとビジネスインテリジェンスが首位の座を占めると予測されています。

　TEKシステムズ社長レイチェル・ラッセル氏は次のように述べています。「昨年度はモバイル機器やクラウドコンピューティング、ビジネスインテリジェンスなど多くのトレンドが注目を集めましたが、多くの企業はこれらの戦略をすぐには採用しませんでした。2012年度は、企業はこの取組みを強化すると思われます。」

　BIについては、アナリティクスの拡張と展開に予算を配分したいと全体の44パーセントが回答しました。

　この傾向はフォレスター・リサーチが12月に行った調査結果にも反映されています。ビジネスインテリジェンスへの支出予算は今年3.9パーセント増加すると予測しており、これはアプリケーション関連予算全体のトップを占めています。