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2012.02.08

赤十字社、ビジネスインテリジェンス活用を模索
【Panorama Software Industry News より】

 通常、赤十字社への献血は危機が発生するときに急増しますが、年間を通じて血液の供給量を一定に保つことが課題です。インフォメーションマネジメントによると、赤十字社ではこの課題に対応するためビジネスインテリジェンス活用を模索しています。

 赤十字は最近、ペンシルバニア大学の経営学大学院、ワートン・カスタマーアナリティクス研究所 (WCAI) の研究者にデータベースへのアクセスを引き渡し、分析調査を依頼しました。WCAIではこの情報を6つのチームで分析し、BIを活用して赤十字にどのようなメリットが得られるかを調査します。

 具体的には、WCAIは献血者の増加につながるさまざまなマーケティング手法を研究する予定です。

 WCAI研究所主任エリー・ファイト氏は次のように述べています。「この10年間、マーケティングがインターネットやDMなどの形態に移行し、実態の把握ができるようになり、どんな広告によって購買が促進されるかが明らかになってきました。データを活用してマーケティング立案の確度を高める機会が得られます。」

 世界経済は不安定な情勢が続いており、マーケティング予算を削減する企業が増えています。こうした中で、ソリューションプロバイダ「Cint」社が最近発表したリポートによると、企業はBIによって緊縮予算の中でも重要な洞察を得ることができるため、アナリティクスの活用を続けるべきであると勧めています。